クリシュナの人生とはシュリ・クリシュナのリーラ(神聖劇) 

 

2024年8月27日 シュリークリシュナ・ジャヤンティ(アンマのメッセージの抜粋)

 クリシュナ・ジャンマスタミーとは主クリシュナがダルマとサムスカーラ(正義と精神的な文化)を復活させるために地上に転生した神聖な日のことをいいます。バガヴァンの神聖な人生の物語と教えは、今日まで何百万の人々に真実と正義の道を歩むよう鼓舞してきました。その神聖劇を通して、あらゆる人たちを魅了し、計り知れない喜びを与え、彼らの人生を引き上げてきたのです。

 神を崇拝し、そのビジョンを得るためには、神の概念と姿形が必要なのです。アヴァターにおいては、人間と神の神聖なる資質の両方が融合されているのが分かります。この融合こそが、私たちが神と親密な関係を築くことを助け、また同時に、神の資質を見習おうと私たちに努力させるのです。

 クリシュナの人生はシュリー・クリシュナのリーラ ー神聖劇、神聖なるお遊び、として知られています。どうしたら人生がお遊びとなるのでしょうか?私たちは人生を真剣に受けとめるべきと教えられてきました。しかし、彼が行為をなす時には、どの瞬間も生き生きと新しく、微笑みを常に浮かべていたのです。それを理解するとき、彼の人生はリーラに過ぎなかったと納得できるようになるのです。

 私たちの人生は移り変わっていくものですが、どんな局面においてもバガヴァンは比類なき人格を通して私たちに理想的な働きかけをしてくださいます。今日でも、シュリー・クリシュナの人生と彼が歩んできた道は、何百万もの人々に影響を与え続けています。クリシュナは、かつて人間が見たきた中で、最も素晴らしいキャラクターであると言えるでしょう。支配者としてとてつもない資質を持ち、勇気と力に溢れ、戦争においては長けた戦略家であり、外交官であり、そして鋭いビジョンを持っていました。シュリー・クリシュナ・バガバンは、ありとあらゆる素晴らしい資質を持ち合わせていたのです。彼は世界にとって、とてつもなく有益な行為を達成しましたが、それは通常の人がたとえ5000回生きたとしても成し得なかったでしょう。

アンマがベイビー・クリシュナにハチミツを与える

 悲しんでも、それは実を結ばないのです。失ったものを再び得ることはありません。私たちが悲しみ続けると、それはうつ病につながります。非常に多くの人々が、この罠に陥ってしまっています。この世に生を受けたなら、確実に死はやってきます。私たちはそれを受け入れるしかありません。悲しみ続けても、それが残された人々を助けることにはならないのです。亡くなった方たちの魂のために祈りましょう。人生で起こることを常に受け入れていくこと、これはクリシュナが彼の人生の中で示してきた本質です。

 私たちが本質において全て1つであるということを理解したとき、私たちに起きる問題はとるに足らないことであると究極の理解をすることができるでしょう。私たちがハートを開いて、あらゆる状況を完全に受け入れる時、このようなことが理解できるようになります。私たちは潮の流れに逆らわず、潮の流れのままに泳ぐだけなのです。泳ぎの達人は海の波の中でも楽しんで泳ぎます。同様に、この霊的な原則を理解していれば、私たちは乗り越えるべきすべての問題に対して、悲しみに沈み込むのではなく、それを喜びに満ちた経験へと変換することができるのです。

 人生での私たちの行為は、プージャ・マノーバーヴァ(礼拝として神に捧げられるもの)であるべきなのです。また人生に起きることは、プラザーダ・ブッディ(私たちが礼拝を捧げたことに対する神からの贈り物)とみなし、すべてを受け入れるのです。

 シュリー・クリシュナの最大の使命は、人々の心の中に神への純粋な愛を目覚めさせることでした。有名なクリシュナのフルートのメロディーは世界中へ広がりました。人間や動物だけではなく、感覚があるもの、感覚のないもの、あらゆる存在に、その愛のメロディーは浸透したのです。至高の愛と帰依はジーヴァ(個人)の中に巣食うエゴを破壊します。ジーヴァがフルートのように空洞になると、宇宙を創造した原始の音であるオームカーラが内側から現れます。これがクリシュナのフルートのメロディーなのです。

 悪事を行う犯罪者であっても、彼のうちに純粋な帰依の心が現れ始めれば、じきにダルマの人になることでしょう。主クリシュナは、このような人は永遠の平安を得るであろうと約束をされました。

 実際に、シュリー・クリシュナの人生の物語であるギータやヴァーガバタムは、人生をうまく生きるための手引き書なのです。それらは私たちに生き方を教えてくれます。多くの家庭でそれらの本を見ますが、実際に開いて読む事は滅多にありません。

 主クリシュナは燃え盛る愛の太陽として光り輝いています。私たちは、怠惰や利己主義、エゴのために、自分たちのハートの窓を閉じるべきではありません。その輝かしい愛の光を、私たちの心の中へとお招きし、歓迎するべきです。
 アンマはパラマートマにアンマの子供たちがこの恩寵を授かるようにと祈ります。

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