オーム アムリテーシュワリイェイ ナマハ
アンマの子供たちの皆に敬意を表します。
世界は、前例のない危機に遭遇しています。アンマはこの危機に際して子供たちへのメッセージのなかで、私達がこの困難に直面してハートを失うことのないように、逆に乗り越える力を獲得し、世界のために祈らねばならないとおっしゃいました。

自分が何をできるかを考えるようにしてみましょう。人間の利己的な行動が母なる自然のリズムを狂わせています。目に見えないちっぽけなウイルスが、知性をもった巨人の安眠を破壊しています。現代社会の活動を停止させています。目に見えない物は信じないと主張していた人達が、家で座って祈り始めています。たびたびショッピングモールに出かけていた人々も自分の小さな家に引きこもりました。

ウイルスは生きていますか?こたえは、イエスであってノーでもあります。地球上の他には何もこのようなものはありません。生きている細胞に入ったウイルスは生命を持ちます。その細胞から出てしまうとウイルスは命を失います。それは呼吸もしないし、ものを食べることも何もしません。津波や洪水は私達にたくさんの教訓を残しました。いまやコロナウイルスがやってきて私達に教訓を教えます。

地上にたとえ人類がいなくても、宇宙は機能し続けるでしょう。人間の限界を明らかにさらけだしてしまう数々の体験があるにもかかわらず、そこから私達が何か教訓を学んだかどうかは、定かではありません。科学の世界は、技術時代にもかかわらず、何も解決方法を見いだすことができずに、力なく立ち尽くしています。医者は、家から出ないことが解決方法だと言います。そしてアンマは、私達は従わねばならないと、何度も私達に言い聞かせます。

肉体、精神、そして環境の衛生が必要です。肉体的な衛生のためには、朝沐浴をすること。精神の衛生には、マントラを唱えること。祈り、瞑想、ヨーガによって、身体の免疫力を高めて下さい。

ここで叙事詩『マハーバーラタ』の戦場の物語から、逸話を一つ思い出して見ることは有意義です。戦士アシュワッタマは怒りに荒れ狂いました。父であるドローナーチャリヤが殺されたからです。彼は自分の矢筒から、最後のそして最強の矢を取り出しました。空は次々と光る稲妻とけたたましい雷鳴に荒れ狂いました。自然界が身震いしました。海が動きました。世界は恐怖に立ちすくみました。人間達は息を呑んでおののきました。そうです。それは『ナーラーヤナ アシュトラ』だったのです。それは最終兵器であり、かつて聞いたことのないほどの破壊力を持ち、ひとたび発射されたら取り戻すことはできないのです。この兵器に対抗する防御はなく、この無敵の最終兵器は誰もさえぎることができないのです。

アシュワッタマは、それをパーンダヴァの軍勢を狙って渾身の力をこめて放ちました。うろたえたパーンダヴァ軍勢は、クリシュナ神を振り返りました。クリシュナの口元には、ふたたび微笑みが浮かびました。右腕をあげてクリシュナ神はパーンダヴァ達に話しました。「ありとあらゆる武器を手から放しなさい。戦いの思いをすべて捨てなさい。両手のひらを合わせてナーラーヤナ アシュトラに恭順の姿勢を示しなさい。戦うことで勝利が得られると信じているエゴの冠を、ひれ伏させなさい。ナーラーヤナ アシュトラは、打撃をあたえたり殺したりすることで征服できると考えている者を破壊するだけです」。パーンダヴァ軍は、武器を捨てて頭を低く垂れ、ナーラーヤナ アシュトラに合掌して敬意を表しました。するとナーラーヤナ アシュトラはその矢頭の向きを変えて引き返し、クリシュナ神の手の内へと飛んでいきました。

『マハー バーラタ』の中にすでに、薬や解毒剤が効かないときにどうしたら良いか、すでに大切に述べられているのです。コロナの破壊的な力を滅ぼすためには私達は(インド政府指示の期間である)21日間平安にいつづけなければなりません。正義の行為がもしもできないのならば、少なくとも間違った行為を犯さないようにしなければなりません。どんな逆境も、祝福に変化させられることができます。仕事で忙しい中に家族のことを気にかけることができなかった人達は、これを機会とみてもよいでしょう。ひとたび私達が日々の儀式を通して純粋さを得れば、どんな危機も乗り越えることができます。恐れてはいけません。アンマが私達を導くためにここにいるとき、私達はアンマの指示に従って生きることができます。政府の指示に従いなさい。あらゆる物事には良い面があります。身体、精神、環境、それぞれのレベルで清く保つことを確実にしなさい。これは家族の絆を今まで以上に強めるのにふさわしい機会です。親は子供たちに時間をつくったり、お話をしてあげるのも良いでしょう。日々の生活において聖典『バガヴァッドギーター』からどんなにたくさんを得ることができるか、私達は分かるようになるでしょう、そしてそれを子供達にも教えることができます。

アンマの子供たちは世界の平安のために祈りましょう。グルマントラ、千の御名などをよりたくさん唱えるようにしましょう。チャンティングと瞑想を実践し、力を得ましょう。そうすれば、私達は危機が転じて祝福となることを見るでしょう。この体験が、どうか世界を善へと導く一つのトレーニングとなりますように。それをまた祈って下さい。皆様にひれ伏しつつ、
アムリタプリ
マーター・アムリターナンダマイー僧院 事務総長
スワーミ・プールナアムリターナンダ・プリ