アンマの感染拡大についての最近のお話Part7
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人は管理学を学びますが、自分をどう管理して良いか知りません。人は会社やビジネスの経営管理ができるようにMBAを取ります。500人の会社を管理することは500の心を管理するということです。それでも私達は自分の考えや心を管理できるようになりません。外界の物事を管理するのとちょうど同じように、内面の世界と心を管理できるようにならねばなりません。そうでなければ人格は部分的成長しかできません。
この地球の豊かな恵みは人間のためだけではありません。あらゆる生き物に権利があります。同じく、未来の世代にも権利があります。利己主義と状況の圧力にまけて。私達は今さえ良ければよいという誘惑によく陥ります。そんな誘惑を乗り越えることが極めて重要です。他の人も自分と同じ痛みを感じると気づく必要があります。それを理解してゆだねの心構えと他者への気遣いを育もうとしなければなりません
私達の場合は、手に入れた物を手放したがりません。それでいて、目にする物を何でも取りたがるのです。まるで宝くじに当たりたいけれど、くじを買いたくはない人のようです。私達は仕事も何もしたくありません。それと同時に、他人を決して気遣おうとしません。そして得た物はすべて、結局私達を悲しませて終わります
2人の友人同士が、川辺で平和を楽しんでいるときに。「驚異の壺はこちらへ!」という奇妙な看板に気がつきました。次の文が怪しく謎めいていました。「ご用心!取る者は後悔するだろう! 取らない者も後悔するだろう!」
一体何だろうと思って2人の友人は、道を小走りに下りました。しかしその場についた時には、辺りは暗くなっていました。それでも、1人は壺の中から両手いっぱいにかき集めて布で包みました。もう1人は辞退して何も取りませんでした。2人とも家に帰り最初の男が布包みを開きました。2人共びっくり仰天、なんと砂金の山が出てきました。
「何てことだ!」と2人目が愕然と言いました。「自分も取ればよかった!」。「何てこった!」と1人目は「もっと取ればよかった!」。
だから2人ともガッカリしたのです。これが人間の心の状態です。手に入れても入れなくても、私達は悲しいのです
人間と自然との間にはギブアンドテイクがあらねばなりません。でも私達がわずかを与える時、自然は100倍を与え返してくれます。人間は取って取り続けることしか知らず、何も与え返しません。ミミズでさえも土に空気を通し、土に糞で養分を与えて返します。私達は何をしますか?ただ破壊するだけです。将来の世代に対してどのような態度をとるべきでしょうか?。ゴールが利己的欲求を満たすことではなりません。もし私達が地球資源を将来世代にも残るように使うならば、どちらの世代の必要性も満足できます。
ある貧しい子供が教会に毎日通っていました。金持ちの男がそれを見て尋ねました。「なぜ君は教会に通うのかい?」
「お祈りしに行くんだ」と子供は答えました
「僕の友達はみんな良い靴をはいているんだよ」
「 僕はサンダルもないんだ」
「神様に新しい靴をくれるようお願いするんだ」
数日後、男は少年にまた会いました。「靴は手に入ったかい?」
「坊や、 ばかなお祈りはやめなさい!神様は靴をくれなかっただろう?」
「ああ、でも靴をくれたんだよ」と子供は穏やかに答えました
「でも靴を履いてないじゃないか」と金持ちが。
「ないよ、神様は靴をあなたのような人達が僕みたいな子供達にくれるようにあげたんだ」「でもあなたのような人達はまだ僕達に渡していないんだよ」
富を増し続ける人達がいる一方で、深い穴底に置きざりの人達がいます。持てる者と持たざる者の差が開くにつれ、両者の争いが増えてゆくでしょう。将来は、富や水などをかけた戦争が戦われるかもしれません。そんな障害の一つひとつは私達が自己に目覚めるきっかけとなります。それはまるで前の家が壊れた廃墟の上に建てる新しい家のようなものです。ケーララ州の洪水の後、人は新しい家を建てる時により注意深くなりました。将来洪水が起きても水が入って来ないように高く土台を上げて家を建てました。同じように、明日の安全と無事を今日確保することが大切です。大災害は警報のようなもので、私達にもっと意識と用心を呼びかけ、必要に応じて適切に対処できるよう準備を促すのです。今が目を覚ますその時です。どんな災害でも乗り越えて生き残るための、強さと勇気と善と愛が人間の内に備わっています。必要なことはただ目を覚ますことだけです。今は恐怖や失意に負けている時ではありません。それどころか、今こそ自分たちの識別と意識の力を目覚めさせる時です。どうか私達がハートを開き互いに愛と奉仕を行えますように。そして自然への責務を果たせますように。神がこの試練の時を早く終息するよう祝福してくださいますように。今は人類がこれまで歩んで来た道のりとこの先の道について、真剣に考える時です。私達は正直な自己評価を行う用意が必要です。自分達の思いと行動の両面で過ちを正さねばなりません。それは今、ここで、この瞬間にのみできることです。アンマは私達皆がこれをなし遂げられるようパラマートマンに祈ります。