ケーララ州の人にとって、オーナム祭は歓喜の体験、歓喜の思い出です。オーナムの間は年寄りも知らずに子供のようになります。人類、自然、すべての生き物がひとしくオーナムの祭りを分かち合います。オーナムの中心となる教えは、私たちには、たとえあらゆる悲しみのなかでさえ、みずから幸せをつくり出すことができるということです。今のパンデミック感染の困難な日々の中でさえ、このオーナムのメッセージは、そのまま大切で有り続けているのです。オーナム祭は、喜びと情熱の場を、コロナウイルス感染の真っ最中であっても作り出し、そして明日への希望と夢を織りなすのです。

その一方で、今の世界には確かにたくさんの困難があります。しかしたとえそうでも、恐らくオーナムのメッセージはそんな時にこそ、もっとも大切なのです。なぜならオーナムは私たちに、自分の持っている物で幸せでいること、互いに愛し合うこと、悲しみを一緒に悲しむこと、ベストがやって来ることを望むこと、そしてより良い明日を夢見ることを教えます。

さらに、オーナムは自己犠牲、信仰、そして神へゆだねることというメッセージも私たちにもたらします。この確信、楽観、喜び、熱意と情熱が、今私たちが最も必要とするものなのです。皆でこれらを目覚めさせ、ふたたびかき立てるようにしましょう。

どうか、このオーナムの時期に私たちのする行いすべてが、そんな神への捧げ物となりますように。神を迎えるためにつくるプーカラムの花マンダラが、愛と思いやりの花でつくられますように。ダルマの意識という土台に新たな人生を築こうという決意と神の祈念が、私たちのオーナムの新しい衣となりますように。

オーナムの様々なゲームや試合が、私たちに喜びを与える物を何でも人と分かちあうことの模範となりますように。オーナムのゲームや試合をするために誰もが集まってくるのと同じように、信仰、カースト、宗教の違いにかかわらず、親近感で私たちのハートがいっぱいに満たされますように。私たちがあらゆる違いを忘れ、心を一つに愛と喜びとして力をあわせることができますように。愛と幸福と充足の太陽があらゆるところに昇りますように。皆がこれを実現できるように恩寵が皆を祝福しますように。