アンマがG20サミットのC20議長となることに

C20 は、市民社会組織が非政府および非営利企業の声をG20リーダーに提言するための機関です。

2022年10月17日アムリタプリアシュラムにて

インド政府は、20の国と地域からなるグループG20世界首脳サミットの公式関連機関である市民社会20(Civil 20, C20)のインド議長にアンマを任命しました。G20は、世界の先進国と新興国が世界規模で経済の安定に取り組むための主要な政府間フォーラムです。C20は、市民社会組織(CSO)が非政府および非企業の声をG20リーダーに提言するための機関です。

インドは、2022年12月1日から 2023年11月30日までの1年間、G20世界首脳サミットの議長国を務めます。

G20のメンバーは19か国と欧州連合で構成されており、インドは1999年の発足以来メンバーとなっています。G20の後援の下、C20には、さまざまな国の800を超える市民社会組織、代表者、およびネットワークが参加しており、なかにはG20メンバーになっていない国の組織も含まれます。C20は、G20首脳会議において、社会のあらゆる階層の人々の意見が聞き届けられるようにします。

アンマはインドのC20参加グループの議長として役割を引き受けた際、一般の人々の声を各国指導者層に代表する用意をインド政府がしてくれたことに感謝していると述べました。

最初のC20オンライン会議で、アンマは次のように述べています。
「飢餓、紛争、生物種の絶滅、そして環境破壊は、今日世界が直面する最も重要な問題です。解決策の開発に誠実な努力を尽くさねばなりません。コンピューター科学、数学、物理学、工学などあらゆる分野の科学者が協力すれば、環境の大災害を予測するためより革新的な方法を生み出すことができ、それによって多くの命を救うことができるでしょう。多くの場合、学際的で統合的な取り組みが欠けています。それは今必要なことなのです」

タミル・ナードゥ州サディヴァヤルの農家、私たちの最初の農家集団の1つのメンバーが有機米をまく

「サナータナ・ダルマでは、女神ドゥルガーは強さの象徴と見なされています。女神サラスヴァティーは知識の象徴と見なされています。そして女神ラクシュミーは富の象徴と見なされています。力、富、知識の3つの要素がすべて必要です。私たちが自分自身を向上すれば、外の世界も私たちとともに改善されます。自己向上と心の修正を優先する必要があります」

アンマは、農村部の貧困は、特に私たちの食糧のほとんどを栽培しているのが農村部の人々であるため、社会として前進するという観点から取り組むべき重要な問題であると説明しました。
「アンマは35年以上にわたり、インド全土および世界中の村の人々の生活を研究してきました。アンマは、高いところから村をから表面的に見ても、全体的な解決策が見つからないということを経験しています。私たちは現場に行き、彼らの視点から問題を理解する必要があります」

「紛争の根本的な原因の1つは飢餓です。飢餓の問題は非常に複雑です。貧しい村に足を踏み入れると、しばしば男性の依存症が貧困につながっていることがわかります。この貧困により、女性は妊娠の重要な段階で適切な栄養を得ることができなくなります」とアンマは言いました。

「栄養失調の結果、または汚染された食物から毒素を吸収した結果、彼らの子供たちは出生時に死亡します。女性、特に妊娠中の女性に栄養を与える必要性を人々に認識させる必要があります」

グジャラート州ナニ・ボルバイの女性が、村内のジーヴァムリタムろ過システムで安全な飲料水を得る

アンマはまた、村人に、伝統的な生活様式以外のやり方を採用することについて村人を教育する必要があることも話しました。今日では、それら伝統的生活様式の多くが、もはや持続可能ではないからです。場合によっては、既存のインフラがリスクの高い病気につながることさえあります。2013年、マーター・アムリターナンダマイ・マート(僧院、MAM) は、インド全土の108の貧しい村で自立を促進するため、アムリタ・サーヴ(Amrita SeRVe)を開始しました。

「村々でジーヴァムリタム(Jivamritam)というプロジェクトを開始しました。このプロジェクトを通じて、私たちはきれいな飲料水を提供し、人々にきれいな水の重要性を教育しています。しかし、一部の村では、川の水を飲むことによってのみ健康が維持できると盲目的に信じる人々がいました。川は汚染されていたのにです」

「彼らは、ろ過された水を飲むと腎臓結石や骨の病気になるとさえ信じていました。そのため、ろ過されたきれいな水が提供されたにもかかわらず、川の水だけを飲み続けました。そうして、彼らは水が媒介するさまざまな病気にかかり続けました」とアンマは言いました。

「何事にもバランスが必要です。糖尿病治療薬だけ服用していても、砂糖を摂取し続ける限り、血糖値は下がりません。ですから、私たちは村に気づきをもたらす必要がありますが、私たち自身も村に行き、それぞれの地域に関連する微妙で個別の問題をすべて理解する必要があります」

アンマは、MAMのプロジェクトの1つは、村にトイレを建設するとともに、村人にトイレの作り方を教えることだと話しました。ある村では、チームが数か月後に進捗状況を確認するために戻ると、トイレは礼拝室として使用されていました。

「この村人たちにとって、新しく建てられたトイレは家の中で最も素晴らしい場所であり、家中で最も良い場所は常に神のものであるべきだと彼らは信じていたのです。これは、どんな変化であってもそれを実行に移そうとする時には、各地域の文化を理解することがいかに重要であるかを示すもう一つの例です」とアンマは言いました.

Live-in-Labsの学生は、インド全土の22の村を訪れ、地域と交流し、直面する問題の持続可能な解決策を探る

2013年、アンマはアムリタ大学(Amrita Vishwa Vidyapeetham)でLive-in-Labsと呼ばれるプロジェクトを開始しました。これは、多様な分野の大学生が農村地域で時間を過ごし、持続可能な開発のための解決策を研究、開発し、展開配備する体験学習プログラムです。インド全土および世界中からの参加者が、プログラムに参加するため村へやってきます。

重要なことは、学生が村人と協力して、日常生活で直面する課題をよりよく理解することです。アムリタ・チームと地元の人々は協力して、地域社会の実際のニーズに沿った現実的で永続的な解決策を構築しています。

アンマは次のように説明しました。
「学生は貧しい人たちが直面する現場の問題を学び理解することができます。それはまた、学生の中に思いやりを目覚めさせるのにも役立ちます。さもなければ、学生は非常に自己中心的になり、周囲の人を気にしなくなります。貧しい村人の苦しみを学生たちに見せることで、村人に対する使命感が彼らの中で目覚めるのです」

アンマはまた、インドでうつ病と精神疾患が世代ごとにどのように増加しているかという問題にも取り組みました。インドは集団社会の伝統に基づいてはいますが、より個人の利益に焦点を当てたアイデンティティが発達し、人々は互いに孤立するようになっています。アンマは、私たちは戦争よりも精神疾患の蔓延を恐れ、精神病患者のための適切なカウンセリング施設を確保する必要があると述べました。

「昔、インドは最大の人口を抱える国の1つでしたが、精神病のための刑務所や病院はほとんどありませんでした。1つの州の施設で、国全体にサービスを提供するのに十分でした。ほんの短期間のうちに、私たちは他の多くの国よりも多くの刑務所と精神療養施設を必要とするようになってしまいました。私たちの文化は混乱と無秩序に陥りました。3つのグループがあるとすると、どのグループも連絡を取り合おうとしません。彼らはお互いに平等に分かち合うことはありません」とアンマは言いました。

村で共有感覚と責任感を回復するために、MAMは学校に飲料水システムを設置し、いくつかの場所では女性にそれらを維持するためのトレーニングも行いました。1998年、MAMはアムリタ・ニディ(Amrita Nidhi)と呼ばれる年金プログラムの一環として、女性へ支給を開始しました。しかし、コミュニティの社会的地位向上の次のステップは、女性のための自助グループ(SHG)への資金援助を立ち上げることでした。

コッラム地区全体から数百人の女性がアムリタシュリープログラム年次総会に出席した

アンマは次のように述べています。
「2005年にアムリタシュリー(AmritaSREE)プログラムを創設しました。ここで共同出資されたお金は、MAMからの助成金として与えられました。それにより、新規事業や職業訓練を支援するための自己資金グループが結成されました。それらのグループは、自分たちが自立できただけでなく、村全体を自立させることさえできました」

今日、 アムリタシュリーはインド全土の21州で15,000のSHGの結成を支援しています。25万人の女性が生計を立てる手段を見つけており、そのほとんどが村やその他の孤立した農村地域に住んでいます。パンデミックの間、MAMは、財政支援、食料品キット、衣類で構成されるCOVID-19支援パッケージをアムリタシュリーメンバーに配布しました。援助額は8.5 億ルピー(15億円)でした。

インドのC20チームへの挨拶を締めくくるにあたり、アンマは次のように付け加えました。
「ここにあげられたすべての問題が極めて重要です。しかし、これは単なる物理的な会議を超えて、真の会議、つまりハート達と頭脳達の会議にならなければなりません。それが自分自身と他者を目覚めさせる唯一の方法です」