アンマの感染拡大についての最新のお話3 Part 2
ビデオメッセージ映像(Part2 日本語字幕)はこちら↓
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悲しみや困難は人生に必ず来るものです。でもそのお陰で私たちが強くなることもよくあります。もしも走っているときに足にトゲが刺さってしまったら 立ち止まってトゲを抜きます。さらに、その経験で私たちは注意深くなります。用心深くなり、他にトゲがないか道を探します。走るのをやめて、注意深く進むかもしれません。
もっと落ち着いてゆっくりと用心深くなるでしょう。このように、トゲを刺したことで道を前より注意深く見るようになります。そうすると、進みながら、道に隠れている他の危険を見つけることもあります。もしかしたら蛇も、以前だったら見逃してしまっていたかもしれません。その時になってトゲのお陰で毒蛇を踏まずにすんだことに気がつきます。それが前向きな物の見方です。そんな心構えが、私達が今の状況に落ち着いて向き合う助けとなります。今の状況は自分を注意深くさせ、より大きな問題に立ち向かって乗り越える強さを与えるためと考えなさい。足を刺したこのトゲを受け入れ、忍耐しなさい、そうすれば切り抜けられるでしょう。人生のすべての問題は こんな見方で見なければなりません。
ささいな問題にも向き合うことのできない人がいます。反対に、もっとも困難な状況に面しても笑顔を浮かべ、周りの人に楽しさを伝える人も見かけます。私たちはこの2番目になるように心がけましょう。クリシュナ神の顔にいつも輝く微笑みの話を聞いたことのない人はいますか?壮絶な争いの中でさえ、クリシュナは笑顔で楽しさを周りに振りまきました。彼の生き方はこれが世界の性質だというメッセージを伝えます。それを理解し くじかれずに前進しなさい。人生には問題も困難も必ずあるものです。そのほとんどは、私たちをより強くしてくれます。
鉛筆の芯は鉛筆の中に隠れています。木を削って芯を出すと、鉛筆は書けるようになります。鉛筆を削っていくと、芯はどんどん尖ります。同じように 強さは私達の中にあります。そんな問題が起きる時、それは私たちの強さを研いで良いものにしてくれます。もう一つは紙です。私達がもらう紙の質は、薄い、厚い、つるつる、ざらざらと色々です。でも私達の運命は、与えられた紙に自分の鉛筆でベストをつくして、美しい詩を書くことなのです。それだけが 私達の手の中にあります。
神の手の中にある鉛筆やペンであろうとしてください。このペンで書く時に、書き間違いをするかもしれません。鉛筆の先の消しゴムを使って間違いをすぐに消し、書き直します。書き終わったらふつう自分の書いたものを読み直します。不適切な言葉を使ってしまったら、消して別の良い言葉で書き直します。そのためには、忍耐が必要です。自分の過ちを修正する時間が少し必要です。
コロナ感染拡大は私達の生活観や生活様式を完全に変えました。以前の生活は多忙を極め、子供達はほとんど両親の顔を見ないことに慣れるほどでした。子供が目を覚ます前に、両親は仕事に出かけてしまっています。親のどちらかが家に帰る頃には、子供たちは寝てしまっていることもしばしばでした。休日でさえほとんどラップトップPCを膝において過ごすため子供のための膝はありませんでした。それがコロナ以前の雰囲気でした。子供達は両親から十分な愛と気遣いを得られませんでした。今は子供達は両親とせめて多少の時間を過ごせています。多くの母親たち、父親たちは互いの日々と相手の体験を、見て理解することができています。そのために互いに折り合いつけやすくなりました。母親の多くは主婦であり、一日中、四方を家の壁に囲まれて時を過ごします。私たち皆が一日中家に閉じ込められたことで、主婦がずっと家の中にいるのがどんなに大変か分かるようになりました。
昔は人は、安息の地である我が家に帰りたいと思うものでした。しかし、今では仕事から家に帰るとすぐに外出したくなります。なぜなら家にいて顔を合わせていると必ず喧嘩になるからです。アンマは冗談を聞きました。夫が妻に聞きます「なぜマスクをしないんだい?」。「でも私達は家の中なのに、どうしてマスクしなくてはいけないの?」と妻が答えます。「早くマスクをしなさい、そしたらあなたの顔の半分しか見ないで済むから!」。夫は妻の顔を見飽きてしまったのです。それが人が一緒に暮らし始めると起きることです。もしも私の子供達が互いにケンカするならば、必ず仲直りしてください。家庭ではいさかいがつきものです。だからできるだけ互いに自分を合わせるようになさい。